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断熱性能や気密性能が悪いと、、、

2022.12.23

一級建築士のひとり言

普通に建てられている家は断熱性が一昔前より良くなっているとは言え、気密性能がまだまだ良いとは言えません。

今みたいに気温が1桁台前半になって来ると石油ファンヒーターの様な燃焼系暖房器具を使用するご家庭も多いのではないでしょうか?

灯油代も値上がりしてますし、何より水蒸気を発生させることが家の耐久性にはあまり良くはありません。灯油1リットルを燃焼させると、水分が約1リットル排出されると言われています。

その水分が結露となり、壁体内に入ると一般に使われている断熱材では水分の放出が出来ません。

そうなると断熱性能が落ちるだけでなく、シックハウスの原因になったり、家の耐久性が落ちる事にもなります。

「じゃあどうしたらいいの?」となるわけですが、これから新築される方は断熱性能だけでなく、家の気密性能を上げる必要があります。

家の気密性能を上げて、燃焼系暖房器具を使用しないで、壁掛けエアコンで暖房することが良いと思います。

燃焼系暖房器具は二酸化炭素も発生し、空気を汚してしまいます。

「エアコンでは部屋が暖かくならないのでは?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、気密断熱が良ければ普通の壁掛けエアコンで十分暖房できます。実際私の自宅もエアコンのみで暖房しています。

1階と2階のエアコン1台ずつで外気温が3~4℃でもエアコンの設定温度は23℃程度で家中を暖房しています。

設定温度を上げなくて良いし、灯油も使わなくなるので光熱費も下げられます。

気密の施工方法を理解している会社はまだまだ少ないです。

気密測定を行っている会社は気密施工を理解して断熱も自ずとこだわっていると思ってよろしいです。

興味のある方はお気軽にご相談ください。

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