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気密性能を確保するために気密測定をお薦めします。

2023.04.25

一級建築士のひとり言

上部写真の様な機材を使用して気密測定(家中でどれだけ隙間があるかを測定)をします。

屋内に圧を掛けて隙間がどのくらいあるかを数値化します。

私は断熱性能はある程度(数値的にはUA値=0.6以下)確保すれば良いと考えています。でも結露の事を考えると外皮性能は上がって来るので弊社ではUA値=0.45前後になることが多いです。

それより重要だと考えているのが気密性能(C値)です。

これは床下断熱工法(弊社では第三種換気を採用した場合)でC値=1.0以下、基礎断熱工法(弊社では第一種換気を採用した場合)でC値=0.5以下を目標値としています。

C値とは単位面積当たりの隙間の大きさ(単位:㎠/㎡)を示すので、数値が低いほど性能が良くなります。

上記のC値を維持すれば、特に高価な全館空調を導入しなくても、市販の壁掛けエアコン数台で家中を空調することも可能となります。

気密性能は気密測定をしないと良いか悪いかの判断が出来ません。

また、気密施工を理解していないと良い数値は出ません。

気密施工をすることで、100万円単位で工事費がアップするような事を言われたお客様が居ましたが、弊社では極端に工事費が上がることはないのでご安心を。

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