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注文住宅における住宅会社選び

2023.05.26

日常

住宅会社選びにおいて、当然お客様毎に条件があります。

最近では電気代の高騰で高気密高断熱は必須でしょう。

日本で頻繁に起きている地震に対して耐震等級3も外せないところだと思います。

私は業界では有名な設計事務所出身なので、デザイン性も重視しております。

(ただし、気密性、断熱性、耐震性を損ねる様なデザインはしません。)

注文住宅なので、間取りや工事費も重要です。

 

住宅会社を訪れた場合、聴いて欲しい事が3つあります。

①建物の断熱性を示すUA値(ユウエイチ)がいくつか。

 UA値=0.6以下を推奨です。(数値が小さいほど性能が良い。)

 国は2030年(あと7年後)には法改正を行い、UA値=0.6以下にする予定なので、

 建物の価値を落とさない様にしておいた方が良いと考えます。

②C値(シーチ)がいくつか。

 C値とは気密性能(家中の隙間がどれだけあるのか)を示す数値です。

 C値=1.0以下を推奨です。(数値が小さいほど気密性能が良い。)

 C値=1.0(㎠/㎡)とは30坪(約100㎡)の家で100㎠の隙間しかないという事です。

 100㎠の隙間とは10㎝x10㎝の隙間という事で、ハガキ1枚の面積より小さな隙間しか

 無いという事です。

 気密測定をしないと高気密かどうかは分かりませんし、気密測定を標準的に行う会社は気密の取り方も理解しているから安心です。

 また、C値が良くないと電気代を抑えることが出来ません。

③耐震等級はいくつか。

全部の住宅会社が耐震等級3とは限りません。

車はエアバッグを標準装備していますが、住宅会社は耐震等級3かどうかは聞かないと分かりません。

耐震等級1では大地震に被災して人命は守られても、住み続けることが難しくなる場合があります。

熊本の地震においても耐震等級3で建てられた家は住み続けられています。

 

上記3つはこれからの家づくりには必須。

ここからはこだわり派の方へ。

定常計算(結露防止に有効な対策をしているかを確かめる計算)をしているかどうか。

外壁や屋根に使用している材料には透湿性能値があるので、それにより数値で根拠を示すことが出来ます。

定常計算もせずに、「最近の住宅は結露しにくいですよ。」という営業トークは成り立ちません。

結露に関しては条件が揃えば起きるので絶対大丈夫とは言えませんが、通常では起きにくくなるので数値で示してもらうと安心だと思います。

弊社は小さな会社ですが、ここまで行っています。

私の知識や経験も含めて、お客様に購入していただきたいと思っております。(笑)

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