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誠実といい加減

2023.04.9

一級建築士のひとり言

私は業界では有名な設計事務所を退社後、数社の住宅会社に在籍しました。

設計事務所ではあり得ないことが住宅会社ではありました。

それが何なのか?住宅系はいい加減だという事と設計者は知識が無さ過ぎだという事です。

主にいい加減が嫌で私は未来ホームの社長となり、嘘や偽りなく誠実に仕事をしています。

 

住宅営業マンの謳い文句。

「最近の家は冬暖かいですよ~」、「最近の家は結露しないですよ~」

お客様はこれらの言葉は住宅展示場等で良く聞かれるのではないでしょうか?

これらは数値で表せます。(断熱性:Ua値、気密性:C値、結露:定常計算)

これを示しもせずに発言するのは不誠実です。

 

設計者の謳い文句(私が以前在籍していた会社の社長(有資格者)が言ってました。)

「外張り断熱ボードが地震時にある程度の強さを受け持ちます。」

そんな馬鹿な。それならメーカーは構造強度の認定を取得します。

住宅の間取りを考える設計者と、構造や断熱の検討を行う設計者は住宅業界では別々になっている事が大半です。なので間取りを考える設計者は構造や断熱等が分かっていません。

 

お客様の要望を何でも鵜呑みにして、そのまま図面に反映させるのは誠実な事でしょうか?

私は一級建築士としてお客様の財産を守る義務があります。

お客様にとって不利益な事(耐久性、断熱性、耐震性、使い勝手に関して)が無いかをよくよく判断して、要望は鵜吞みにせずにプロの意見としてメリットデメリットをお伝えする様にしています。

お客様が気付いていない事もたくさんあるので、失敗しない様にいろんな面から考える様に心掛けています。

その上でデザイン性を考慮してプランを練り上げます。

この小さな会社を見つけていただき、お気軽にご相談いただけると幸いです。(笑)

最後に未来ホームのお約束事です。

「顧客のため、自分のため、技術と知識を向上させて、信念を持って誠実に業務を遂行する。」

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