最近、ご要望が多い平屋だからこそ考えておきたいこと。

query_builder 2026/10/03
新築 戸建て リノベーション 一級建築士のひとり言
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最近、平屋をご希望されるお客様が、以前に比べてかなり増えてきました。

特に、これからの暮らしを考えたときに「できるだけ階段のない家にしたい」という、年配の方からのご相談が多くなっています。

実際、平屋には大きなメリットがあります。 階段の上り下りがなく、生活動線をコンパクトにまとめやすいこと。

将来、年齢を重ねても暮らしやすいこと。 掃除や家のメンテナンスがしやすいこと。

「これから長く暮らす家だからこそ、平屋にしたい」 そう考えるのは、とても自然なことだと思います。

ただ、平屋を検討するときには、「平屋にできるかどうか」だけではなく、敷地や建物の状態、そして実際の暮らし方まで考えることが大切です。



■ 2階建ての家を平屋にリノベーションする場合


現在、2階建ての住宅にお住まいで、「2階をなくして平屋のような暮らしにしたい」というご相談もあります。

2階部分を撤去すれば、建物全体の重量は軽くなるため、構造的な負担が小さくなる場合があります。

しかし、「2階を取れば、それで平屋にできる」という単純な話ではありません。

特に重要なのが「基礎」です。

古い住宅の場合、現在の住宅で一般的に使われている基礎とは異なり、無筋コンクリートの基礎や、コンクリートブロックを利用した基礎になっているケースもあります。

表面だけを見ても、基礎が現在どのような状態なのかは分かりません。

そのため、リノベーションを考える場合には、まず建物の現況を確認することが大切です。

また、2階を撤去して屋根を新しくする工事では、施工途中に建物が雨にさらされる可能性があります。

屋根がなくなる期間をできるだけ短くすることはもちろん、工事中の雨養生をどのように行うのかということも、非常に重要になります。

リノベーションは、「新築より安くできる」と単純に考えるのではなく、今ある建物をどこまで活かせるのかを確認したうえで判断することが大切です。



■ 建て替えで平屋を建てる場合にも注意が必要です


一方で、古い家を解体して、新しく平屋を建てたいという方もたくさんいらっしゃいます。

この場合、意外と見落とされやすいのが「土地の条件」です。

たとえば、第一種低層住居専用地域などでは、建ぺい率と容積率の制限があります。


仮に50坪の土地で、建ぺい率が50%だったとします。

この場合、建築面積は最大で25坪です。

平屋の場合、1階にすべての居室やLDKを配置するため、建築面積と延べ床面積がほぼ同じになります。

つまり、土地が50坪あっても、単純に「50坪の土地だから、30坪や35坪の平屋が建てられる」というわけではありません。

25坪程度の平屋になると、3LDKや4LDKを希望された場合、それぞれの部屋を小さくしなければならないケースも出てきます。

実際に、このようなご相談は少なくありません。



■ 「子どもが帰ってきたときの部屋」は本当に必要でしょうか?


特に年配のお客様から、こんなご希望をお聞きすることがあります。

「子どもが帰ってきたときのために、部屋を2~3部屋残しておきたい」

もちろん、その考え方もよく分かります。

遠方に住んでいるお子様が、お盆やお正月などに帰ってくる。

そのときのために、子ども部屋を確保しておきたい。


ただ、少しだけ考えてみてほしいのです。

その部屋は、1年のうち何日使うでしょうか?

年に数回しか使わない部屋のために、毎日使うLDKや収納、寝室などを小さくする必要があるでしょうか?

もちろん、「子どもが帰ってきたときに泊まれる場所は絶対に必要」というご家庭もあります。

一方で、普段はリモートワークの部屋として使う、趣味の部屋として使う、将来は寝室として使うなど、日常的に活用できるのであれば、部屋を確保する意味は十分にあります。

大切なのは、「何LDKにするか」だけではありません。

「その部屋を、実際にどのくらい使うのか」ということです。



■ 「4LDKが欲しい」の理由を考えてみる


家づくりでは、

「3LDKが欲しい」

「4LDKが欲しい」

「30坪くらい欲しい」

というご希望を最初にお聞きすることがよくあります。

もちろん、ご希望は大切にします。

しかし、私たちはその数字をそのまま間取りに当てはめることが、本当に良い家づくりだとは考えていません。


「なぜ4LDKが必要なのですか?」

とお聞きすると、

「子どもが帰ってきたときのため」

「何となく4LDKくらいは必要だと思っている」

「友人や親戚が泊まりに来ることがあるから」

など、さまざまな理由が出てきます。

その理由が分かれば、別の方法をご提案できるかもしれません。


例えば、普段はリビングとして使い、必要なときだけ来客スペースとして利用できるようにする。

あるいは、将来の生活を考えて、部屋数を増やすよりも収納や動線を充実させる。

そのほうが、毎日の暮らしやすさにつながる場合もあります。



■ 「広い家」より「使いやすい家」


現在は建築費も以前より高くなっています。

そのため、「必要以上に床面積を増やさない」ということも、家づくりでは重要な考え方になっています。

もちろん、広い家には広い家の良さがあります。

しかし、使っていない部屋にも建築費はかかります。

さらに、将来的にはその部屋の掃除やメンテナンスも必要になりますし、面積が大きいと固定資産税も大きくなります。


だからこそ、

「何坪の家にするか」

「何LDKにするか」

だけではなく、

「どこにお金をかけると、今後の暮らしが豊かになるのか」

という視点が大切だと思っています。



■ 未来ホームが大切にしていること


未来ホームでは、お客様からいただいたご希望を、そのまま間取りにするだけではありません。

「新しく建てる家を、どのように使うのか」

「普段はどんな生活をしているのか」

「将来はどう暮らしたいのか」

「その部屋は本当に必要なのか」

こうしたことを、できるだけ詳しくお聞きするようにしています。


例えば、「4LDKが欲しい」というご希望に対しても、 「なぜ4LDKなのでしょうか?」 というところから一緒に考えていきます。

その理由が分かれば、もっと暮らしやすく、無駄の少ない間取りをご提案できるかもしれません。

家は、部屋数や広さの数字だけで決めるものではありません。

「どんな家を建てるか」よりも、「その家でどんな暮らしをするのか」。

そこを一緒に考えることが、私たちの仕事だと考えています。



■ 「まだ何も決まっていない」からでも大丈夫です


「平屋にしたいけれど、何から考えればいいのか分からない」

「今の家をリノベーションするのがいいのか、建て替えたほうがいいのか分からない」

「3LDKと4LDK、どちらが自分たちに合っているのか分からない」

「予算や住宅ローンが心配」

そんな段階でも、まったく問題ありません。

むしろ、何も決まっていない段階だからこそ、一緒に考えられることがあります。


未来ホームでは、建物のことだけではなく、予算や住宅ローンも含めて、これからの暮らしを一緒に考えながら家づくりを進めています。

「平屋に興味がある」

「今の家をどうするか悩んでいる」

「建て替えとリノベーション、どちらがいいのか相談したい」

そんな方は、どうぞお気軽に未来ホームへご相談ください。

まだ具体的な計画がなくても大丈夫です。

お客様の「こう暮らしたい」という思いをお聞きするところから、家づくりは始まります。


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未来ホーム株式会社

住所:福岡県那珂川市片縄北4丁目2−20 大神第3ビル 101号

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