一条工務店は「家は性能」と謳っていますよね。
凄いですよね、一条工務店のホームページを見たら、お客様は誰しもが魅かれるのではないでしょうか?
私も「家は性能」、そう思います。その点が100%一条工務店に同意という訳ではありませんが。
ある程度の性能を満たした上で、間取りやデザインも重要と考えています。
先ずは「性能」という言葉に大きく3つの意味が含まれています。
気密性と断熱性と耐震性です。
耐震性は言わずもがなで耐震等級3にしておくべきです。
気密性は重要、私もその件について反対はしません。
ある程度の断熱性能があれば、私も気密性の方を重視します。
断熱性能に関しては断熱材を厚くして窓の断熱性を強化する等で断熱性能を表すUa値の数値を良く出来ます。
しかし、良い物を使えば建築コストにも大きく影響します。
「標準」という言葉に騙されてはいけません。
「福岡県内で断熱性を上げることで、どこまでコストを許容出来るか?」と常々考えています。
良い物はコストも当然上がります。
予算は青天井では無いので、どのくらいの断熱性が必要なのかと考えた場合、最低でもUa値=0.5程度(断熱等級5)は必要だろうと思います。
弊社では平均的にUa値=0.45程度(断熱等級6)にはなっています。
これよりも断熱性を強化して(工事費を上げて)、快適性は大きく変わるかと言うと、どうなのかなと私は思います。
また、光熱費が大きく変わるかと言うと、それ程でもありません。
なので今のところは断熱等級6でも十分と考えます。というかその上の断熱等級7を取ろうとすると、外張り断熱工法+充填断熱工法のダブル断熱工法に加えて、サッシを全樹脂サッシ+トリプルガラスに最低でもしないと確保出来ません。
ですので、私が考える必要な性能は耐震等級3、断熱等級6、気密C値=1.0以下です。
気密C値=1.0以下というのは弊社では24時間換気で第三種換気を採用した場合です。
24時間換気において第一種換気を採用した場合は気密C値=0.5以下です。
これはまたの機会にお話をします。
これで下図のようなシュミレーションで一般住宅との差が出て来ます。
このシュミレーションはお客様のプラン毎にご提示しています。(※プランや設備関係を決定後)
是非この話も弊社に聴きに来ていただきたいと思っております。