原材料の高騰で建築コストが上がっているのは周知の事実です。
そのために工事費をなるべく下げるために、開放出来る窓ではなくFIX窓(はめ殺し窓)にする動きが見られます。
外気があまりキレイではない(PM2.5、黄砂、花粉等)のと第一種換気システムの採用もあり、あまり窓を開け閉めしなかったり、そもそも窓掃除が大変なので窓自体を無くしたりする傾向にあるようです。
これもネットやSNSの影響によるところが大きいです。
窓提案
確かに開閉窓をFIX窓に変えると(法的にFIX窓ばかりはダメ)、家全体で数万円は変わるでしょう。
しかし、私はデメリットの方が大きいと思います。
明るさが確保できるのはもちろんの事、通風も考えておくべきだと私は思います。
第一種換気システムも機械ものなので、私は故障した時の事を考えてしまうというのがその理由です。
確かに不要なところには窓を付ける必要はありませんが、明るさの感じ方に個人差があるのでその点では難しい所になります。
福岡県で吹く風の特徴
福岡県(特に福岡市)では脊振山地が南に位置して、東側に三郡山地があります。
なので南東から北西、或いは北西から南東に吹く風が大半です。(気象庁から調べられます。)
その風を意識した窓配置にするのがよろしいと思います。
通風を利用して省エネ効果
この危険な猛暑が続く状況では通風を利用するのは難しいですが、日差しを凌いで通風を利用すればエアコンの使用頻度が減り、省エネ効果が期待できます。
新築をお考えの方へ
注文住宅はどれも夏涼しく冬暖かいものではありません。
いかに断熱性能は当たり前ですが、「気密性能」が重要です。
気密施工に関してしっかりと住宅会社に話を聞くことをおすすめします。