家づくりを考え始めたばかりの人にセルロースファイバー断熱材は馴染みが少ないと思います。それもそのはず、使用している住宅会社が少ないからです。冬場が寒い北米では実は一番メジャーな断熱材です。
未来ホームは取り扱いが少ないセルロースファイバーの会社の中でもデコスを選んでます。どういうものかを詳しく知りたい方は下記HPをご参照ください。
株式会社デコス|セルロースファイバー断熱のデコスドライ工法 (decos.co.jp)
まずは何故セルロースファイバー断熱材一択なのかを話します。写真にもあるように8つの理由があります。
1.安定した断熱性能を約束する充填工法と責任施工
2.地域工務店のニーズから生まれた理想の断熱工法
3.設計通りの断熱性能を実現
4.四季を通じて快適な高い調湿性と安心の保証制度
5.心地よい暮らしを実現する高い吸音性
6.特許取得・JIS認定等、認められた工法
7.CFP認定取得、地球にやさしい省CO₂性能
8.社会貢献する断熱材
【1.安定した断熱性能を約束する充填工法と責任施工】
私は外張り断熱工法を使用する住宅会社にも在籍していましたが、私個人的には外張り断熱工法をおすすめしないので、充填断熱工法にフォーカスして話をします。外張り断熱工法については別の回にお話します。充填断熱工法で代表的な断熱材はグラスウール・ロックウールと発泡ウレタン断熱材の2点になります。
グラスウール・ロックウールは費用が安いので一番よく使われている断熱材です。コスパは良いのですが、施工が一番難しい断熱材です。グラスウール・ロックウールを詰め込むのが難しい小さな隙間というものがどうしても生じます。セルロースファイバー断熱材はそのような隙間にもキッチリ施工出来ます。(下記写真)
家毎による均一な施工が難しいという点で未来ホームではグラスウール・ロックウールではなくセルロースファイバー断熱材を使用します。
次に発砲ウレタン断熱材ですが、この断熱材も施工が実は難しいのです。施工技士の腕次第で変わって来ます。奥の方がしかっりと詰まって施工出来ているかが確認しようが無いのです。また、施工する時の温度や湿度の管理が必要だと知っていますか?このことは住宅会社の人間も知っている人が少ないし、管理をしていないケースが多いです。
それと壁の中なのでレアケースかも知れませんが、紫外線に触れると劣化が早まります。
施工精度や劣化などやはりセルロースファイバー断熱材に軍配が上がります。
【2.地域工務店のニーズから生まれた理想の断熱工法】
配管やコンセント廻りなど細部までキチンと施工出来、なおかつ健康に害の無いものを、、と考えたことが始まりだそうです。元々パルプなので自然素材のものです。接着剤を入れて沈降を防ぐ湿式の工法から、健康を考慮して接着剤なしで施工できる乾式工法を可能としました。柱の室内側に不織布を張って密度を55kg/㎡以上吹き込むことで経年による沈降を防いでいます。
※未来ホームは外壁充填断熱工法と屋根断熱工法を採用しています。
【3.設計通りの断熱性能を実現】
デコスは謳っています「断熱は施工が命」と。私も同意見です。住宅の外皮性能は断熱性能を100%発揮する前提で設計されています。その後に行われる一次消費エネルギー量のシュミレーションも断熱性能が100%発揮を前提としています。ところが、現場の断熱施工が悪いとその設計性能や一次消費エネルギー量は実現できません。家毎の均一施工が重要なのです。
【4.四季を通じて快適な高い調湿性と安心の保証制度】
セルロースファイバー断熱材はもともと木から出来ているので木が持つ特有の吸放湿特性を引き継いでいます。特に梅雨時期のじめじめ感が緩和されて湿気がこもらない快適な住空間が期待できます。
さらに断熱材には珍しく、木造住宅内部結露被害20年保証まで付いています。
【5.心地よい暮らしを実現する高い吸音性】
セルロースファイバーの繊維自体にある空気胞には吸音性があり、厚い布団で家がくるまれているような優れた高い吸音性が期待できます。室内は静かな住環境となります。
下記動画をご覧になると高い吸音性がお判りになれます。
最強の防音性能がある断熱材!? #断熱材 #防音 #新築 #注文住宅 #デコスファイバー (youtube.com)
【6.特許取得・JIS認定等、認められた工法】
デコスファイバーはJIS A 9523「吹込み用繊維質断熱材」により、吹込用セルロースファイバーとして認証されています。厳しい規定をクリアした公的にも認められた断熱工法であると言えます。
【7.CFP認定取得、地球にやさしい省CO₂性能】
CFP(カーボンフットプリント)とは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO₂に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みです。
【8.社会貢献する断熱材】
熊本地震の際に建てられた木造応急仮設住宅にもデコスドライ工法が採用されました。被災地での仮住まいのご家族に快適な暮らしがご提供出来ました。
では何故このように素晴らしいセルロースファイバー断熱材を使用する住宅会社が少ないのか。一番のデメリットがコストが高い事です。逆にコスト高しかデメリットがありません。しかし未来ホームではなるべく費用を抑えてご提供しております。
次回は他の断熱材との熱貫流率比較(断熱性能比較)をいたします。
未来ホーム株式会社
住所:福岡県那珂川市片縄北4丁目2−20 大神第3ビル 101号
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