先日、SNSでタイトルの様な書き込みを見ました。
「施工によって改善できる」とただし書きがありましたが、、、
それぞれ考えがあるでしょうけど、私は違うと思います。
高気密高断熱住宅の方が結露しにくいのです。
最近の住宅は高断熱になって来ているものの気密を良くしている会社が少ないので、気密性が悪い所(隙間)で温度差が生じて結露するのです。
その為に高気密にする(隙間を減らす)必要があります。
鉄筋コンクリート造は躯体に気密性能があるので問題は開口部だと思います。
木造に関してはあらゆる箇所に隙間があるので隙間を埋める作業が必要です。
きちんと隙間を埋めたのかどうかを確かめるのが「気密測定」です。
「気密測定」を標準的に実施していない会社は気密施工の事が分かっていないので、
気密測定をする意味が無いのです。
高気密高断熱住宅でも条件がそろえば結露はしますが、高気密高断熱住宅のデメリットは「冬場の過乾燥」なのです。
超高気密住宅だと、お肌がカサカサになるくらい、あるいは喉が痛くなるくらい乾燥するので、お客様は加湿器を使用します。
加湿器1台では足りないので、数台使用する事になるでしょう。
そこで住宅会社側で心配するのは、過剰な加湿です。
加湿器の使用には注意が必要なので、引き渡しの時に取り扱い説明事項として住宅会社から説明があると思います。
ところがお客様はその説明を忘れてしまい(住宅会社の説明不足の場合もあるでしょうけど)、
加湿器を使用して、その水分量が多過ぎて結露するケースもあります。
法的に義務付けられている24時間換気に関しても気密性能は非常に大事なものなのです。