毎日暑い日が続きます。
気温30度超えは当たり前、30度後半になることも。
7月の平均気温は過去最高となった模様です。
そんな中、住宅業界では全館空調が流行っています。
「全館空調とは」
その名の通り、家全体の空調(冷暖房)を一括で管理する設備の事です。
色々なシステムが出ていますので、どれが良いのか選ぶのも大変です。
第一種換気システムもシステムに組み込まれることが多いです。
要するに全館空調と第一種換気はセットだという事ですね。
「全館空調のメリット」
全館空調のメリットは、家中の温度が均一になること、エアコン等の機器が露出せずに空間がスッキリ(屋外機の数も減って屋外もスッキリ)、家中の空気環境が清潔に保てる、ということです。
「全館空調のデメリット」
全館空調のデメリットは、導入費用が高い、故障すると家中の空調が出来なくなる、ということです。
中には「全館空調は乾燥しやすくなる」とか「全館空調はメンテナンスが面倒」だとか言っている人もいますが、乾燥に関しては気密性能を良くすれば当然冬場は乾燥しやすくなります。
逆に全館空調を導入するなら気密性能は絶対です。
メンテナンスに関しては掃除する回数等が減るので、システムにも依りますが、メンテナンスは一般的に変わらないか楽になると思います。
「全館空調を導入する?しない?」
先にも述べましたが、全館空調は気密性能が絶対です。
気密性能無しに全館空調を導入するとエネルギー(電気代)の垂れ流しです。
予算的に余裕があれば導入しても良いでしょうけど、物価が高騰しているこのご時勢で、少しでも他の所に予算を回したい方も多いのではないでしょうか?
まずは気密性能を良くしないと一般的な壁掛けエアコンの使用でも空調が効きません。
未来ホームではどんな家でも気密性能を良くすることが前提です。
そうであれば、特別な全館空調システムを導入しなくても、通常の壁掛けエアコン1~2台(家の大きさにも依る)で家中を空調可能と考えています。
全館空調を導入するのに200~300万円掛けるのであれば、気密性能の更なる強化や窓の強化に充てる方が余程安上がりです。
弊社では気密性能を強化することで全館空調システムは優先度が低いと捉えています。