新築住宅は工事費用が高いと思っている方へ

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投稿日:2023.06.3

設計

お勧めはリノベーション

ウッドショックや物価高などで工事費用が高騰しております。

その理由で二の足を踏んでいる方も多いと思います。

そこでお勧めなのが、「現在お住まいの家をリノベーション」や、土地をお持ちでない方は「中古住宅を購入してリノベーション」です。

どちらも現況の家の面積に不満がないとより良いです。

「少し狭いなぁ」という事でしたら、増築という事も可能です。

ただし用途地域にも依りますが、10㎡以上の増築となると確認申請が必要になるので、いろいろと制約も出て来ます。

確認申請不要のリノベーションがお勧めです。

リノベーションとは何?

さて、そもそもリノベーションとは何かお判りでしょうか?

よく耳にするリフォームは設備を更新したり、仕上げ材を更新する「お化粧直し」と解釈してください。

リノベーションとは「整形手術」の様なもので、使いづらい間取りの変更や耐震・断熱の強化までします。

気密断熱性や耐震性は新築住宅と変わらないくらいに高めることも可能なのです。

未来ホームで建てる新築住宅に掲げる断熱等級6以上、耐震等級3もリノベーションなら可能になります。

構造躯体(骨組み)や基礎は補強をするものの、そのまま利用したりもするので工事費が新築住宅を建築するより安くなるというものです。

リノベーションするための条件

軽量鉄骨造の家やツーバイフォー工法の家は在来軸組工法でいう筋交いで構造耐力を確保しておらず、「壁」で構造耐力を確保しているので間取りの変更は容易ではありません。

在来軸組工法の家をリノベーションが前提となって来ます。

また、中古住宅を購入するところから始められる方は昭和56年に耐震基準が大きく変わったので、これ以降の建物の購入をお勧めします。

現在持ち家をリノベーションご希望の方で昭和56年以前に新築された方はやむを得ないですね。

それでも工事費用の問題はありますが、新築住宅くらいに性能を高めることは可能です。

リノベーション費用

どこまで行うかで工事費用も大きく変わります。

スケルトン(骨組みだけ)状態にして全てやり替えてしまうのか、あるいは外観は綺麗なので内壁を取り払って間取りを変更するのか、中古住宅の状態にも依ると思います。

比較的新し目の中古住宅だと土地建物の購入が高めになるものの、リノベーション費用が安くなるケースもありますし、その逆も然りです。

新築住宅と違って解体費用も不要になるので総額は抑えられる傾向にあります。

総額をどのくらいに見込むのかが重要ですね。

まとめ

空き家問題等もあり、中古住宅が増えています。

解体するのが勿体ない物件であるなら、また、中古住宅の大きさ(面積)等にあまり不満がないようでしたら、中古住宅リノベーションを計画するのもよろしいかと思います。

ちなみに木造というのは、奈良県の法隆寺(建立数百年)を見ても分かるように一番永く利用出来る構造なのです。

気になる物件があれば、一緒に見に行くことも行なっております。

お気軽にお声掛けください。

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